電話と家族とのメールくらいしかしないので、機能としてはガラケーで問題はありません。
ですが、何年も使っているので電池の持ちが悪くなってきました。
携帯のキャリアはNTTドコモなのでFOMAガラケーです。
NTTドコモのアナウンスでは
『3G携帯電話「FOMA」向けの接続サービス「iモード」の新規受付を2019年9月30日をもって終了します。』
とのことです。
しかも、2020年代半ばで3Gサービスの終了目指しているとドコモの社長も言ってるので、近いうちに何らかの対応をしなければならないと思っていました。
ホントにらくらく?!使いづらい高齢者向け携帯
次に買い替えるとなるとスマホになります。
ただ、高齢者がスマホを使いこなせるのか、かなり不安がありました。
テレビCMでもシニアの女優さんが、シニア向けのスマホを誰でも簡単に使えるとアピールしています。
シニア用ならば、簡単なんだろうと思ってガラケーの時に、シニア向けのらくらくホンにしました。
ですが、一般的な携帯電話と比べるとかなりボタンなどが特殊です。
なので普段、一般的な携帯電話を使い慣れている家族が、親にシニア向けスマホを教えて欲しいと言われて使ってみたところ、意外と楽々ではありませんでした。
スマホの場合はホーム画面やアイコンなどをシンプルな設定にすれば、高齢者でも使えるのではないかと思い、シニア向けスマホではなく、一般的なスマホにしようと思いました。
ガラケーとスマホの2台持ちから始めてみた
いきなりスマホに乗り換えて、やっぱり使えなかったとなると困るので、今のガラケーが使えるうちは使って、ガラケーとスマホの2台持ちにして、スマホの使い方に慣れたらスマホに完全に乗り換えることにしました。
2台持ちになると、月々のスマホの料金はできるだけおさえたいので、格安スマホや格安simを調べてみました。
格安スマホとなると、本体の代金も含まれてくるので、月々の料金が高くなり契約の縛りもありました。
格安simで、通話ができるプランは1年以内に解約すると解約金が必要になる場合があり、契約縛りがありました。
しばらくは、ガラケーとスマホのの併用なので通話機能のない格安のデータ専用simにすることにしました。
母のスマホの利用は主に家族とのLINEです。
あとは、外出先でグーグルマップを見るかも・・・といったところです。
なので、LINEが無料で使えるLINEモバイルのデータ専用SIMにしました。
LINEモバイルならば、LINEが無料なので契約しているデータ容量が少なくてもLINEは使えるので困らないというところがこのSIMに決めた一番の理由です。
しかも、データSIMの一番安いプランは月500円と格安。
そして、通話のつかないデータSIMならば、最低利用期間や解約手数料がないのでスマホが使いこなせるかどうかわからない高齢者がお試しで使ってみるのに良いと思います。
LINEモバイルは2021年3月31日をもって新規受付が終了しました。
格安スマホのデータSIMを使うためのスマホ端末
格安スマホのデータSIMは安いけど、SIMを入れるスマホ本体が別途必要になります。
本体を新しく購入する場合、安くても2万くらいはかかります。
親がスマホが使いこなせなかった場合のことを考えると2万円でもちょっと躊躇してしまいます。
なので、今回は私の以前使っていた中古のスマホにデータ専用SIMを入れて使うことにしました。
私のスマホの場合、海外SIMで使用したことがあるため、SIMロック解除してあったのでどのキャリアのSIMでも使用が可能でしたが、SIMロック解除のされていないスマホでも利用できる3キャリア対応の格安スマホのSIMもあるので親にお試しで使用するには、とりあえず家族が以前使っていた端末を使うのが良いと思います。
また、家族が使っていたものであれば、端末の使い方は熟知しているので、教える場合にも良いと思います。
データ専用SIMにSMS機能をつけた方が良い理由
格安スマホのデータ専用SIMでいろいろ調べて分かったことなのですが、安いからといって、データ専用SIMでSMS(ショートメッセージサービス)機能のついていないプランで契約してしまうと、スマホを使う上でいくつか不便が出るようです。
データ通信プランにSMS機能があると便利なこと
SMS認証が必要なアプリや二段階認証で本人確認ができる
LINE、Facebook、Googleなどの他、SMS認証が必要なアプリや二段階認証で本人確認をするネットバンキングやネットショッピングが使えない
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- バッテリーの消費を抑えられる
電話番号を持たないデータ専用SIMの場合、音声回線がないという認識で、アンテナピクトが圏外表示になってしまうことで、スマホは圏外になると接続先を常に探し続けるためにバッテリーが消耗が早くなるようです。
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- 位置情報が素早く確認できる
グーグルマップなどの位置情報が必要な地図アプリで現在地を確認する場合、GPS以外に携帯電話と基地局のとの距離からも特定しているため、SMSがあると位置情報の確認までの時間が短縮されるようです。
これらの理由から、月100円程度の差額で快適にスマホを利用できるのであればと
LINEフリープラン 1GB / データSIM(SMS付き)で契約しました。
それでも、月額620円なのでキャリアでスマホ料金に比べると格安で、すぐにはスマホが使いこなせなくて、1年くらい様子にしてもお手軽な金額です。
他の格安スマホのデータプランで月額利用料が同じくらいでデータ量が2Gというところもありました。
実際、家族とのLINEで1G以上使うかどうかは分かりませんが、やっぱりデータを使い切ってもLINEだけは使えるという安心感があるのでLINEモバイルに決めました。
LINEモバイルのSIMを安く申し込むには
LINEモバイルを安く申し込むためには、Amazonや家電量販店で販売しているエントリーパッケージを購入する方法あります。
このエントリーパッケージはLINEモバイルのエントリーコード購入することで登録事務手数料手数料が割引になるという割引チケットで、SIMカードを購入するものではありません。
データSIM(SMS付き)であれば、このエントリーパッケージを利用してLINEモバイルを申し込むことができます。
ですが、データのみのSIMは利用できないのでエントリーパッケージを購入する場合は注意が必要です。
また、このエントリーパッケージは、お得に申し込めますが利用する時に注意べき点があります。
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- エントリーコードを一度入力したら使えない、キャンセルができない
エントリーコードを入力する時に、入力ミスをしてしまって審査落ちしてしまったり、入力途中でスマホやパソコン操作が中断してしまった場合にエントリーコードが使用済みと判断されてしまった場合は、そのコードは使うことができません。
また端末とセットで申し込む場合、目当ての機種が売り切れになっていてた場合に中断するとそのコードは無効になってしまいます。
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- エントリーコードの利用期限がある
エントリーコードには期限があり、期限が切れてしまったら使うことができません。
Amazonなどで、安いエントリーコードを購入して、期限までが短いものや期限切れのものが送られてきたというトラブルもあるようです。
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- 他のキャンペーンと併用できない
LINEモバイルはキャンペーンを行っていることがあるので、エントリーパックを購入するよりもキャンペーンコードを使った方がお得になることがあります。
LINEモバイルのキャンペーンは公式サイトで確認できるのでエントリーパックを購入する前に一度、確認しておくと良いでしょう。
LINEモバイルのSIMをを申し込んで使ってみた感想
LINEモバイルを公式サイトから申し込みました。
公式サイトから申し込みをすると、本人確認書類をアップロードするためのURLがメールで送られてきます。
そのメールのURLからスマホやデジカメで撮った免許証などの画像を添付して送ります。
画像をアップロードした5分後には「申し込み受付完了」の連絡が来てマイページにログインすることが可能になりました。
深夜1時に申し込みをしたのですが、その日の午前中には契約成立のお知らせメールが届いて、その日のうちに「商品発送のお知らせ」メールが届きました。
そして、翌日の午前中にSIMカードが届きました。
荷物は、営業所やコンビニ渡し不可、記載住所以外受け渡し不可で、自宅での受け取りのみになります。
LINEモバイルマニュアルの説明書の文字は滅茶苦茶小さいです。
高齢の母はもちろん、そろそろ老眼世代の私にも説明書をの文字は小さくてキツかったです。
設定は、パソコンでLINEモバイルのサイトから確認しました。
急ぎでSIMが欲しい場合は、申し込みから最短2日で利用できる公式サイトからの申し込みが便利だと思いました。
開通もLINEの新規登録も簡単にでき、その日から母のLINEを使うことができました。
今までがガラケーだったので、スマホのタッチパネルに苦戦していますが、1時間くらいで家族にLINEのトークや電話など、とりあえず必要な機能は使うことができるようになりました。
まあ、明日になったら忘れてしまいそうですが・・・
毎日の家族にLINEを使って体で覚えるしかありませんね(^^;)
今回、高齢の親に初めてスマホを持たせてみて、スマホをお試しで使うには、家族のお古のスマホと格安データSIMの組み合わせはおすすめだと思います。
高齢者が今まで使い慣れた機械から新しいものに変わった場合、若い人よりも戸惑いは大きし、慣れるまでにはかなり時間がかかります。
なので、焦らずじっくりとスマホの使い方になれるためにもガラケーと2台持つことは親にも安心感があって良いと思います。
いざとなれば、使い慣れたガラケーが使えるということは、スマホに対する抵抗感が和らぐし、使ってみて難しいと感じた場合でも、データSIMの解約はいつでもできるのでコストがかからずに手軽に始められるのも、経済的負担が少ないと思います。