年齢肌の乾燥は、肌の皮脂の減少が原因です。
皮脂の分泌量は20代前半をピークに年齢とともに減っていきます。
美容オイルを使用することで、皮脂の代わりに肌の角質層に水分を蓄えたり、肌の表面を柔らかくほぐしてくれるなど年齢肌にはうれしい効果があります。
美容オイルの効果的な使い方、使い心地など実際に使用してみた感想をご紹介します。
美容オイルの選び方
美容オイルは、種類によって使い心地やテクスチャーに特徴があります。
特に、肌に使用する場合は吸収されやすいので天然成分の純度の高いものを選びましょう。
また、酸化したオイルは品質が落ちてしまうので購入後は1年以内でなるべく早く使い切るようにしましょう。
馬油
馬油は馬の皮下脂肪に圧力を加えて搾ったり、火にかけて煮立たせたりしてできた油です。
オレイン酸を多く含み、人間の皮脂に非常に近い脂肪酸の構成バランスもっています。
高い浸透力で肌に塗ると素早く浸透し、ベトつかずにしっとり潤いを与えてくれます。
馬油は、古くは火傷やけがの時に、炎症を沈めたり熱を取り去るために民間療法として親しまれてきたオイルです。
スクワランオイル
哺乳類や植物、サメなどから抽出される「スクワレン」を水素添加させて作るオイルです。
もともと人間の体内に存在する成分なので体内への吸収率が高いのが特徴です。
肌にスッと軽くなじむので、夏でも重くないのでオイルのべたつきが苦手な人にもおすすめです。
オリーブオイル
肌のハリと弾力を保つビタミンEに加え、皮脂に似た役割をするオレイン酸も含まれています。
油分が少なくなりカサツキが気になる肌には最適です。
摩擦を軽減するためにマッサージオイルとしても使用されます。
ホホバオイル
主成分の90%がワックスエステルと呼ばれる成分。
この成分は、人間の皮脂にも10~20%含まれています。
そのため、肌なじみもよく、肌トラブルを起こしにくいといわれています。
また、酸化しにくいのでオイルを初めて使う人にもおすすめです。
アルガンオイル
砂漠のあるモロッコに生息する「アルガンツリー」の種からとれる貯水力の高いオイルです。
オレイン酸やビタミンEを多く含むので抗酸化力と活性酸素の除去力が強いのが特徴です。
採取量が少なく貴重なオイルです。
ローズヒップオイル
野ばらの種子から取れるオイルです。
肌のターンオーバーを高めるトレチノイン酸やビタミンCが豊富に含まれていることで、エイジングケアで人気のオイルです。
このオイルは、酸化しやすいので冷蔵庫保存や早めに使い切ることが必要です。
椿油
平安時代から髪のお手入れに使われている定番のオイルです。
一般的には髪に使うイメージですが、顔や全身に使えるオイルです。
オレイン酸や多く含まれ、保湿力が高く酸化しにくのが特徴です。
乾燥肌の美容オイルの使い方
乾燥が気になる人や冬場にスキンケアにオイルを使う時のおすすめの順番は洗顔の後、一番にオイルを1~2滴肌になじませるのがおすすめです。
オイルを化粧水や美容液の前につけてしまうと水分をはじいてしまうと思いがちですが、実はオイルは肌への浸透率が高く吸収されてしまうため肌表面の乾燥を防ぐ効果はあまり高くありません。
皮脂不足で乾燥している肌には、先にオイルをつけることで皮脂の役割を果たすことで肌が柔らかくなり、そのあとの化粧水や美容液が浸透しやすくなります。
そして最後に、クリームで潤った肌に蓋をしてあげることが重要です。