自宅を出るときに雨が降っていれば傘を持って出かけるけれど、微妙な天気だったり、天気予報の降水確率がそれほど高くなければ、傘を持たずについつい外出してしまいます。
そんな時に限って、外出中に突然の雨。
コンビニに駆け込んでビニール傘を買った経験は数えられないくらいあります。
なので、職場や家にはその時に買った傘が何本もあります。
会社の置き傘や、自宅に遊びに来た友人に貸したりしたところで、在庫はなかなか減りません(;^_^A
そんな悩みを解消してくれそうなのが、傘のシェアリングサービスを日曜日のお昼の情報番組「TBS噂の東京マガジン」の週刊見出し大賞のコーナーで紹介されていました。
急な雨に!ビニール傘を買うより安い傘のシェアリングサービス
シェアリングサービスというと、一般的に利用されているのは、自動車のカーシェアリングや自転車のシェアリングだと思います。
傘のシェアリングといえば、以前は駅などに忘れ物や寄付された傘を無料で貸し出している傘がありました。
私の自宅の最寄り駅にもありましたが、無料といえども使用済みの傘を消毒したり点検したりと管理が大変になったということで、数年前には無料貸し出しサービスは終了になってしまいました。
この傘のシェアリングサービスは、ネイチャー・イノベーション・グループが開発・提供している「アイカサ」という有料のサービスです。
有料といっても、1日借り放題で70円なのでコンビニで傘を買うよりも断然お得で、それにエコです。
この会社が、2019年3月に行った実証実験では、専用の傘立てとサービス内容を明記したステッカーあがあるだけで盗難率が下がるそうで、試験用の傘なので、ロック機能のない傘にもかかわらず、1ヶ月半の実験期間中に戻ってこなかった傘は150本中5本と3.3%とのことです。
傘のシェアリングサービス「アイカサ」の利用方法
利用する場合は、まず、事前に無料通信アプリの「LINE」で「アイカサ」と検索
「アイカサ」を友だち登録し、決済情報を入力します。
決済には、クレジットカードまたはLINE Payが利用できます。
専用アプリは不要なのでLINEユーザーならば簡単に始められます。
傘を借りる時は、アプリ上の地図で設置場所と傘の本数を確認して傘の柄についたQRコードをスマホで読み取ります。
スマホ画面に表示された3桁の数字で傘を解錠するとロックが解除されます。
傘を返却する際は、傘立てについてQRコードを読み取るだけでOKです。
【傘を借りる手順】
- LINEでアイカサと検索
- アイカサと友達になる
- 傘を借りるをタップ
- QRリーダーをクリック
- 傘のQRを読み取る
- 傘の解錠・利用開始
【傘を返却の手順】
- 傘立ての看板の返却用QRを読み込む
- QRリーダーをクリック
- 傘をたたんで返却
傘は、1日24時間借り放題で70円(税込)、返却しないと1日ごとに70円が加算されます。
ただし、同月内であれば上限は420円でそれ以上は加算されません。
※返却されないまま翌月も借り続けている場合は、翌月も0円から課金が開始されます。
傘のシェアリング利用の疑問Q&A こんな時はどうなる?
1日70円で利用できる傘のシェアリングサービス「アイカサ」ですが、利用するにあたって気になる疑問について調べてみました。
別途金額が発生するようなことはありません。
「買取」の場合の金額は、別途864円が請求され、該当する傘を買い取ったという処理になります。
「買取」はアイカサのLINEから「Myページ」よりできますので、失くしてしまった場合は、早めに買取処理をしましょう。
傘が開かなかった場合、利用料金は発生しません。
その場合、2本分の料金が発生します。
アイカサの登録をしていない友達や家族との外出中でも必要な本数、傘を借りることができます。
クレジットカードかLINEPayでの支払いになります。
上野エリアオリジナル パンダ傘のデザインが可愛すぎる!
一時しのぎのレンタルの傘とはいえ、持っていていて恥ずかしデザインの傘だとテンション下がりますよね。
アイカサのレンタル傘は、エリアによってオリジナルのデザインのものがあるのですが、その中でも上野エリアオリジナルのパンダ傘が可愛いんです。
色は、男女どちらが持ってもOKの紺色。
外側には、傘のカーブを活かした滑り落ちそうになったお茶目なパンダや傘を持っているパンダの柄。
そして、傘をさしている時に見える内側には、上野の街の魅力が伝わるようにと上野の観光名所がデザインされています。
このデザインは、上野にある東京藝術大学在学中の一ノ瀬さんがデザインを手がけているということです。
傘のデザインも上野発っていうのも良いですね。
上野オリジナル パンダ傘が借りられるスポットは?
JR上野駅・御徒町駅、京成上野駅、東京国立博物館、東京都美術館、東京文化会館、東京藝術大学大学美術館、上野の森美術館、アトレ上野店、松坂屋、丸井、多慶屋、など約50スポットで傘を借りることが可能です。
憂鬱な雨の日も、上野に行って可愛いパンダ柄の傘と散策なら楽しくなるかも。
現在、このサービスは東京を中心に埼玉、神奈川と関東の首都圏と福岡の一部での提供ですが今後、全国に広がれば旅行や出張の時には便利だし、観光地ではご当地のオリジナル傘と記念撮影も旅の良い思い出になると思います。